ねこにんげん(7)/
暗闇れもん
久しぶりにこの地に雪が降った
雪の降る朝の空は冷たい味がする
日の光が淡い空の向こうから染み込んでくる
沢山着込んでしまいたくなくて
わざと足を冷やしながら
そろそろと雪をまとう
犬さえも凍える空の下
何度もはねて冬を楽しむ
戻る
編
削
Point
(3)