無/
chica
あぁ神も希望も俺には目をくれない
働いて、くたくたになるまで働いて
毎日あんたを拝んでるのに
あんたは背中をむけやがる
仕事終わりのバーボンと
ゆっくりくゆらすマルボロだけが
幸せの安上がりな男なんだ
なんにも特別なことを望んじゃいないのに
あんたは俺から全てを奪う
こっちを見もしないで奪ってく
何も望まなかったからダメなのか
何も望まなかったから皆、俺から去っていくのか
砂ぼこりだけが俺にまとわりついてくる
戻る
編
削
Point
(3)