人類歴史学入門/ネコ助
 
人類と言う生き物は
宇宙の僅かな確率の中に点る
一本の蝋燭です。

ふりかえりますと
単細胞の進化から、魚類や爬虫類の時代を経て
何百万年の昔に、やっと二本足で立ったのです。
悠久に思える時の流れの中で
常に飢えや死と、背中合わせに生きて来た。
木ノ実や動物を食べ、仲間で平等に別ちながら、
本能である平和主義の協力精神を知恵にして
世代を繰り返してきた。

・・・・輝き生きた美燃焼の時代です。

いつの日か長い苦労は実り、
狩猟から定住の時代へ
そして、権力者・国家の出現。
人類は定住繁栄と引き替えに、保守・侵略のために
軍国主義の暴力精神を仲間に植え付けた。
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