蒼い詩(死)/ゆうさく
澄んだ蒼い世界
青春の色
車に引かれた君
蒼い世界に、
目の前で飛び散る、
君の赤い血。
あまりに綺麗で
見とれてしまった
死んだ君との別れ
瞬いて、涙
ミッドナイトに
染まった心。
うたっているのは
君のソウルとラヴポエム
街中
猫の交尾を見て
狂ったように笑う僕。
秋風呟く、
未来は暗いよ
おほほほほ
未来は暗いよ
うふふふふ
揺らいでやまない
僕と君の想い出
この広い世界に
たたずむ僕は無言。
青い群れと共に
ゆっくり消えてしまいたかった
悲しみの青が連鎖して
群青ができる
君が死んで
この詩ができる
永遠に
青と詩と僕と君
すれ違うこともなく、
それぞれが
この広い世界に
ひとりぼっち
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