セックスフレンド/ゆうさく
 
独りの少女
家でぽつん
パンをかじる

朝も昼も
よだれを垂らしながら
愛のない快感、
思い出しては泣く

日は沈み
「夜」は家に
ゆっくり めりこむ

夜はいつまでも
セックスタイム。
快感が欲しい時だけ、
この人が好きなんだと
自分に言い聞かせる

君が帰って
わたしはまた
独りの少女

君の精液で濡れたばかりの指で
叶うことのない、
小さい頃描いた愛の理想を
フローリングの床に
ゆっくりと なぞってゆく

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