『散歩』/
しろいぬ
柔らかな白色が身体を過ぎて
空の青が眼の奥を撫でる
コンクリィトの反発は、少しばかり強いけれど
前へ進むには調度良い
昇る陽を見上げて散歩
駆けて見失った幾つもの事、人
昇る陽を見上げて散歩
コンクリィトを踏んで
一歩一歩
今日と優しく手を繋いで
散歩
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