鍵/
ユメアト
花に埋もれても
目を瞑っても
きみの匂い
きみの居場所がわかる なんとなく
そういう人になれたらいいな
と
雨樋を伝う水音を聞きながら
きみが帰った後の玄関に
いつまでも鍵をかけられないでいる
(きみの香りを見つけられない僕は
追いかけることすらできない)
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