花/キメラ
 


傷心波止場に波がたつ

ひかり朝焼け
夕暮れの共通項は
愛のようで

優しい人を愛しました

白くて汚れや鬱屈の頬を
撫でられながら
平伏を更にもとめます

世界の王になって傷つけ
いいがかりも意地悪も思うがまま
とても狭い岩戸の奥から
放棄した昨日が自由にあそべば
脱落した鳥は日々の糧を食べながら
血の年月を経て
突然に飛び込むから


 光のような刺激だけがレジャー
 ほかにはなにも認識すらを失う


きっと来年には
来年にはなんでしょか
いますればいいとおもう
思い立ったなら今しようとおもう

崩れる速度がものの道理を

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