恋文/愛心
 
ある日、僕の所に彼女から手紙が来た。
素直で、可愛くて、良い子。
僕の、大好きな子。

僕は封をきると、ゆっくり読んだ


*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*・*
いきなりの手紙ごめんなさい 

ただこれだけはいいたかったの

信じられないかもしれないけど

すべて真実だから

落ち着いて聴いてね




あたしね

悪魔と取引したの

あたしの寿命を縮める代わりに

あたしを愛してくれる人をくださいって

寿命をあげるだけ

あたしはその人に愛された

十年で十倍

二十年で二十倍

あげた分だけ愛されたの


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