足/
ネコ助
足
足は手よりもぶきっちょうだ。
しかし、僕は
限りない愛着を覚える。
それは
記憶にも残らない
僕がまだ
母のおなかの中に居た頃、
僕の命を母に知らせていたのだから。
この足で、幾度となく。
そして今大地に知らせる、
僕の命を、この足で。
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