トレンディドラマ/モリマサ公
 
木の葉っぱや輪郭 
みずたまりのなかのアスファルト 
底にねそべりながら風に吹かれているような気分になる 
あしがくさっているのがわかる ほねが見える 
ほねの部分で空を指し示す 
これは幻覚 
「アートはコミュニケーションそのものだと僕はおもってるよ 
もしもし?」
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というのを彼女の日記にかきこむ
自宅に地下があることにきがついてぼろぼろの階段をくだっていくと
たなのうえで1メートルほどの身長の成人のモンゴロイドの男がすわっていた
影の部分がほとんどで何色だか解らないがスーツを着ている
壁はやわらかくぶかぶかして腐っているよ
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