喧 嘩/ネコ助
小さな細胞にも戦いがあるように
私は愛すべき者の為に、
喧嘩をする。
世間には、
有形無形の相手が満ち溢れ。
その中で、
私らしさを存在させる為に
喧嘩をする。
イエス・ノーが孵化した時から、
生きるごと相手は増えて行く。
わが身のため、
愛する者のため、
家族のため、
仕事のため、
平和のためへと。
それは、
高いところへと進化すべきもの、
低いところへと退化すべきでないもの。
そして、最も手ごわい相手は、
内成る敵と知り始めた。
そいつは、バクテリアのように
しぶとく私を駆逐し、
日夜喧嘩を売ろうと、止むことがない。
あざも残さぬその敵は、
おそらく、生涯私の中で
生きづくことに成る。
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