溢れた/愛心
 









友達が 死んだ




そう聞いた瞬間は    涙も出てこなかった




「交通事故だったの・・・・・車にはねられて・・・・・」



制服を着て 友達の家に行くと 

おばさんは顔を真赤に 泣きながら教えてくれた

昨日まで 一緒に部活して バイバイを言ったのに

そいつは白くなって 箱の中で 眠ってた



おばさんの目を盗んで そいつの身体をくすぐった

「なにすんだよぉ!」

笑いながら 起き上がると思った

のに

そいつは眠ったままだった



お経が始まって   終わって

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