『たたん、たん、たん』/しろいぬ
 

たたん、たん、たん

明日の足音がタップして

僕に教えてくれる


たたん、たん、たん

眼差しの銃声が彼方を裂いて

どこへでも行けると高く叫ぶ


さようなら昨日

そこにもう僕はいない


たたん、たん、たん

指先のリズムに乗せて歌う

未来への意志を乗せて謳う


さようなら昨日

僕はもう明日へ行く


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