銃声などなく進む/yozo
 
絡まり昇りゆく軌跡の様相は

風が吹いて砂粒が目に入る

慣れて薄目で進めるようになってもやはり痛い

 少し止まる?

 うン大丈夫

 まだ歩くのか

 あの先に行こう

ボヤけた視界に光が見える

当分は平行に寄り添って真直ぐだ

エネルギーは補給しあえるようだし

メンテの技術も互いのマニュアルならインプット済みらしい

行こうか

そーしよ

スタート
戻る   Point(2)