『星』/
しろいぬ
ひとつ ひとつ
星が尾を引いて
宵を流れていく
夢の跡を引いて
彼方へと流れていく
ひとつ ひとつ
掛けた願いが流れて
人はいつか星を無くすのだと知る
最後になって、やっと
願い星が全てが流れ
人は人を無くす
目的と意味を亡くし
人は人を辞める
きっと
最後のひとつを流す時
僕は死ぬだろう
冗長だと笑って
僕は死ぬだろう
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