violet & violet/琉碧 翡翠
あるいはそれは、偶然だったのかもしれない。
あるいはそれは、必然だったのかもしれない。
あるいはそれは、絶望だったのかもしれない。
あるいはそれは、渇望だったのかもしれない。
紫色の蝸牛が 君の腕を這い回る
ズタズタに引き裂かれた 夜が泣いてるよ
僕は一人部屋の奥で 来るはずのない朝に怯えてる
無秩序という秩序の中で 紫色の太陽の下で
不自由という名の自由を 首からぶら下げてさ
この壁の向こう側の 君に会いに行くんだ
あるいはそれは、過失だったのかもしれない。
あるいはそれは、故意だったのかもしれない。
あるいはそれは、劣情だったのか
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