鐘が鳴る様に/
海月
温もりはない筈なのに
何かに包まれている様で
意識は遠くに行ってしまいそうになる
明日になっても今日と変わらない
だけど、何かが違っている
僕の足は泥濘にあるみたいで
力を込めて確り立たないと倒れてしまう
幻想や思い出に浸りたい時もある
だけど、所詮は虚構でしかない
現実に直面した時に辛くなってしまう
その前に別れを告げること
遠くで鐘が鳴る様に
今日の始まり告げている
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