『税的な詩』/イダヅカマコト
お店がモノを売った利益からとる税金は法人税と言われているのであります。
一言で皆は所得税のようなものとかたづけてしまうのであります。
一言の中には交通費や給料が忘れ去られているのであります。
利益というのは売上から費用を引いたものであります。
たとえば私たちに払われる給料はお店にとっては費用であります。
お店は私たちの分だけ税金を払わなくてすむのであります。
そして私たちの給料はとりあえず天引きされるのであります。
子供時代、肩たたきをして貰った100円はお父さんの血税がこめられているのであります。
100円の顔をしていて実は120円の価値を持ってい
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