二人の御使い　　　　　　　　　　　　/ネコ助
　
いる。
燃え尽きる人間と、　　　　　　　　　　　　　　　　
燃え尽きる文明。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
平和な生活と裏腹に、　　　　　　　　　　　　　　　
文明の進歩と裏腹に、　　　　　　　　　　　　　　　
人は忘れ続ける。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
招かざる客。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
二人の御使いが街に現れ、知らせ来る。　　　　　　　
人類の危機と、文明の閉幕を。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
それに気付いてくれる政治家や、資本家が何人いるものか。　　　　　　　　　　　　　　　　　
時代の頂点にいて、　　　　　　　　　　　　　　　　
人類の死活権さえ持ち合わせた、　　　　　　　　　　
そいつらの中に。　　　　　

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