赤い世界/lazy
 


夕焼けがきれいな日に
湖に半分しずんだ真赤な鳥居
車窓から見えたの、
赤い世界

息がとまりそう
このまま、
閉じ込めてほしいと叫ぶ
瞳のなかで

流れるものすべて
何処へもやらないで
これが最期だというのなら
それでも満足だ


戻る   Point(3)