いつかお姫様が/しゃしゃり
ぜんぶぼくのものにして
恥ずかしそうに
ぼくの後ろによりそい
わたし、この人と結婚します
なんて頬を赤らめて
全国民に宣言する
鳩がとぶ
紙ふぶき
いくじなしのぼくは
いつかそんなお姫様がやってきて
ぼくを救ってくれないかな〜なんて
思ってたけれど
けっきょく下町の女の子にさえふられてしまい
なぜふられたかとロバと相談した結果
やっぱ自分を救うのは自分でしかないとゆう
あたりまえのことに
やっと気づいたのでした
きょうはお城では結婚式
お姫様はちゃんと
勇敢な王子様が迎えにきたらしいよ
ぼくだっていつか、ね。
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