わかりあうことと時間の関係の適当さ/もち子
 
「いつか、キミの話をキミの声で聴く事ができると良いですね」
そしてあなたは言ったチャットの中で。
「キミの乱れた心が、とてもくすぐったいですよ^^」と。
あたしは度肝を抜かれたし、なんて余裕な人なんだろうと思った。
心臓が走っていた。
そんなあなたはさっきであった、人。
でも、わかりあうことが出来る。と思う。

「いつか、橋の上で会いましょう」と、あなたは言った。
   私は「雪が降るまえに」と、思った。

「雪が降る前に」と、あなたは言った。
   私は「はい」と答えた。
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