詩友への手紙 〜僕とあなたの間に一篇の 詩 を〜   ’06・11/12/服部 剛
 
 今、時計の針は、午前二時半を回っている。この深夜に、何故か
僕はあなたに手紙が書きたくなった。(あなた)というのは、特定
の誰かを指しているのではなく、今、この手紙を読んでくださって
いる(あなた)に向けて、僕はこの手紙から語りかけています。  

 あなたは今日、どんな一日を過ごしたのでしょう。先ほど近所の
ファミリーレストランでお茶を飲みながら「夜道のふたり」という
詩をメモ帳に綴ったり、何篇かの詩を読んだりした後、テーブルに
頬杖をついていた僕は、そんなことを考えていました。この手紙を
載せているパソコン画面の向こう側に、それぞれの(あなた)の日
常があり、それぞれの日
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