会計的な詩/イダヅカマコト
 
2839.2となる
一年に満たないあと一日の重さも数える、大体369として
その次にこの2839.2と369はあなたとして数えるのかどうか僕は決める必要がある
棚卸は決められた期間で何度もやる必要があって
そして一度棚卸をしたものはなくなってしまうまで同じ場所に置かなければならない
一度「あなた」として数え上げると決めたとき、僕は目標が果たされるまでの間中
すりきれて消えてしまうあなたを見つめ続けなければならない
それどころか今すぐに僕は
忘れてしまった187日について
どこかになくしたのか、それとも
あなたといっしょにいてつまらなかったのかを数えなければならない
初めてあっ
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