創書日和「流」 誘い涙/
半知半能
流すというよりは
こぼれるという感じ
涙が線を
引いていく
まるで上から下へ
潤いを運ぶ川のように
一筋の流れがかすかに伝い
(ぽ、と)
すべての人々のために
心に涙を満たして
やさしさの温もりと潤いを与えてきました
ただ
生れ落ちてからの時間を数えては
寒い眠りの床で闇に抱かれる一瞬前に
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