音/
ネコ助
子供たちはうとうとと、
昼寝の狭間のこころよさ。
隣では
浴衣をつくると、ミシンの音。
遠くでは
どこかの子供の笑い声。
風が黙って走り去る。
まわりから、忘れられたような
このポッカリとしたとした、
昼下がりの静かな空間。
そこに
ミシンの音・・・・
浴衣をつくっている。
音、・・・・・つくっている。
つくっている、音がある。
子供たちはうとうとと、
それを見ながら聞きながら
つくる音に包まれる。
ミシンの音、・・・・・
遠くの笑い声、・・・・・・
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