きせき/アンテ
 

ひざをかかえて
ただ
まちつづけた
もしもし
たったひとことでいい
だれかのこえがとどきさえすれば
また
うごきだせるって
ほんきでおもっていた
もしもし
きこえますか
わたしのばんごうなんて
だれもしらない
ことすら
きせきのざいりょうに
したてあげた




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