酷く楽しそうにでも切なく響く声/こめ
苦しみの果てに何が見える?
真夏のアスファルトからの熱気に倒れそうだった
僕自身を映した蜃気楼はゆらゆら揺れる
あの日のままの気持ちでいるのに
君はそれを気が付かないふり
ゆっくりギターの弦が揺れ
振動音をながすベースはたくましく響き
爆音を川のようにながすドラム音
酷く楽しそうにでも切なく響く声
青空の下の学校の屋上で誰も知らないまま
止まって動かない時計には
時を止める力があるのと勘違いした
真っ赤に燃える太陽は僕の胸を焦がす
世界の果てから響いてくる
切なく苦しく哀しく悔しい
魂の叫びにみんな耳を塞ぐ
強く心を動かす目に見えない何かを
確かな物にしようとして無条件に手を伸ばす
夢の中で僕は泣くし物をなくして
泣きたいのに泣けない
酷くからみついた針金を
引きちぎろうとしてた
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