破棄/海月
 


賞味期限切れの弁当を食べたり
フリーターを職業と呼んだり

外見ばかり気にして内面を磨かないから
今の自分がいるんだろう
空っぽの頭じゃ何も考えられないだろう
罵られた意味さえも解らず
お礼を云うだろう

石ころに躓き皮膚を破いた時に
ようやく生きていると実感する
死ぬ事ばかり考えているから
紅の血が新鮮に感じられた

同意書を破りさる

契約破棄する時は気づくだろう
自分自身の運命を笑えるだろう
これもまた馬鹿らしくてさ

本当に破棄したのは自分の人生と気づかないままに・・・


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