さよならの唄/海月
傍にいた人が消えるのはこんなにも悲しいことだろうか?
当たり前の様に触れ合うことも出来なく
朝起きれば 君が傍にいない
おはようと言っても返ってくる 言葉もなく
君がいないから少しだけ広くなった 部屋に違和感を感じる
喪失感とはこのことを言うのだろうか?
そんな独り言を呟く
窓から射し込む光は何故眩しいのだろうか?
孤独を望んでも 所詮は形だけ
強がっていても 本当は弱虫
部屋の隅で 君が知らないとこで 僕は泣いているんだ
さよならも言えずに君は出かけた 行き先も教えず
最後に交わした 言葉の重さを今頃になって感じる
大切さが僕の肩に
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