あすてりすく/さとる
 
 
 
 


真夜中にふと 目が覚めることがあります

このときは夢と現実の境界線を確かに踏んでいるようで

もう一度寝ようか 起きてしまおうか

どちらの選択もとても難しい問題に思えてきて

ぼんやりとした時計で曖昧になって

いつも迷ってしまうのです





たくさんの風船を見上げたことがありました

空へと吸い込まれ離されていってしまうのに

なぜだか不思議な満足感が浮かびます

まだぼくには子供はいませんが

いつかそんな気持ちに似ることもあるのでしょうか





何かに長けてることや頭がいいと言われること
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