点在する花/結城 森士
道路に燃やした黄色い花が夏を点灯して
遠方の優しい風は透明であった
そこに震動して遠くに人々の足音が停止したときに
枯れ始めたという即座の真実
汗に濡れた頬の上で見られたどんな意味も震動しなかった
午後の許しのないIntiの下の視点では
黄色い花と別れるのは可能でなく
しかしながら、
花は風、および再び沈黙の震動の中心に吹かれた
風は時を静かに待ち、夕日は赤く道路を染めたが
花には決して吹きかけなかった
沈黙の中心に
花が再び風に吹かれたなら
それは散るであろうと知っていた
風が悲劇的に終わりの時間を告げた
花は確実な腐敗にそれを彫った
「テーマ先行型投稿企画 Apoptosiem」
今回のテーマは【時計と風】
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