カミサマガイネン/アルビノ
カミサマなんていないって
きみはいうけど
ぼくには昔から神様がついている
おさない頃に神様だよ、と渡された瀬戸のにんぎょうは
きょうもぼくに崇められている
カミサマは万能じゃなくて
愛している
ぼくやだれかの神様にしかなれない
信じるものは救われるってさ、
猫に小判ってさ、
きみはにんぎょうのなかの神様 みえないだろ
きっとそういうことなんだとおもう
信仰心というものは
カミサマっていうものは
だから、
きょうもぼくはだれかの神様になっている
きょうもだれかがあのひとを神様にしている
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