雲の峰/あおば
我がスメラミのすめらおか
すめらむ京をあとにして
すめらが岡を望みつつ
すめらが勝ちと駆け上り
スラリ引き抜く2尺5寸
ダウと倒れる童女の
首を掻き切り弓手に提げ
駈け来る追手切り捨てて
月の無いのを幸いに
今日を限りと落ち延びた
麗しい友情を閏年に売り渡し
掛けマージャンは雲の中
ぶんぶん◎のその中で
πを投げ捨て切り捨てた
ハイジャク信号も無いままに
海中深く沈み行く原潜に
涙涸れても付き合うな
ウルトラモダンな蝶の舞い
海底深く沈淪するは今日の維持
開店木馬の嘶きは岡を染め
空に舞い海を染め地に戻る
開店回転χ点に到達し
振舞い降るまい
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