嘔吐/海月
何にも問題が起こらず日々は過ぎて行く
唐突に自分自身に何が起こることはない
そんな風に感じている
ベランダに住み着いた
鴉に夕食の残りをあげる
有無を言わずに皿を突付く
その姿が何処か自分に似ていて
哀しくなった
その遠くの月や星に手を伸ばす君
届かないと知りながら、どうしてだろう。
その答えを考えて、その度に僕は頭を悩ましていた
今なら少しだけ解る気がする
理由や答えなんてないこと
ただ、それだけのこと
使わないままのダイエットグッズがこう言う
何の為に私は生まれてきたの?
レンズ越しの心では見えるものも見えてこない
夜空の星を望遠鏡で覗いた
見えていたのは微かな一部の姿
周りを見えずにいた
自分と向き合い
胸騒ぎの気持ちの逆流
なんか気持ち悪い
吐き気かな?
なんか、全部を吐き出しくて
この感情を嘔吐した
オェー
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