U/海月
 
広大な夜空の万華鏡
瞬く間に移り変わる

世界の姿は明日と今日では何も変わらないけど
数百年単位や数千年の単位で少しだけ成長している

打ち寄せる波
浚われる砂
帰らない人

心の隙間を埋める様にまた人恋し
また、失っていく
その繰り返しで何にも変わらない
ただ、免疫力が出来る
そして、都会の空気を吸い続け生きる

春に桜舞い
夏に葉々
秋に落ち葉
冬に思い出へ

輪廻の外を人工衛星は廻る
其処に答えが在るような気がする
目分量で料理を作る料理評論家
面倒臭くて結局何もしない
お腹の中に入れば皆一緒

「傍に誰もいない」その解釈に僕は戸惑う

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