終着駅で君を待つ/海月
たった一人を満足させるために
君は不自由な生活をする
寝不足と二日酔い
時間と比例して蓄積していく
両手一杯の雪の華
自分の手の温もりで
溶けて、さぁ...
哀しいけど生きている
手を繋いで体感温度(ぬくもり)を共有すれば
何かを感じられる
それは小さな光
目を瞑ってしまえば消えてしまうから
目を逸らさないで・・・
腕時計は午前零時を廻る
終電は数分前に暗闇に向かった
君が僕に渡した
同じ未来行きの切符
思いと想いは交差をして
答えの公式を思い出す
途中で間違ったのかな?
ただ、ただ、涙が出てくるだけ...
幼い頃に似て
君と走り続けた
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