ペンキ/ANN
肩落として服でも選んでいるとき
迷信信じて 鏡割れぬとき
また私は 誰かの目線を頼ろうと
あふれる色の声を かき混ぜて
バケツを逆さにして
私の時間が止まる
居留守のドアと
逆さの取っ手が揺れてた
心はここにあらず
転がるビー玉触れた
どうやら家が
私を残して
出て行ったみたい
目が重たい 眠くなるときを待った
だって私は添い寝じゃ眠れないから
バケツを逆さにして
私の時間が止まる
居留守のドアと
逆さの取っ手が揺れてた
心なら今朝、スられたわ
転がるビー玉触れた
どうやら家が
私を残して
出て行ったみたい
飛び散る色が
何色か見えないみたい
みたい
みたい
見たい
見たい
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