ペンキ/ANN
 
肩落として服でも選んでいるとき
迷信信じて 鏡割れぬとき

また私は 誰かの目線を頼ろうと
あふれる色の声を かき混ぜて

バケツを逆さにして
私の時間が止まる
居留守のドアと
逆さの取っ手が揺れてた

心はここにあらず
転がるビー玉触れた
どうやら家が
私を残して
出て行ったみたい



目が重たい 眠くなるときを待った
だって私は添い寝じゃ眠れないから

バケツを逆さにして
私の時間が止まる
居留守のドアと
逆さの取っ手が揺れてた


心なら今朝、スられたわ
転がるビー玉触れた
どうやら家が
私を残して
出て行ったみたい

飛び散る色が
何色か見えないみたい
みたい
みたい
見たい
見たい
戻る   Point(2)