Cry For The Moon 1「序論のよーなもの」/佐々宝砂
うより、添削的批評に向けられていると感じた。しかし思うに、添削的批評は、本当は「批評」と言えるようなもんじゃない。ずばり「添削」とのみ、呼ぶべきだ。それでも添削は必要とされる。ミロのヴィーナスに腕をつけてくれと頼むヒトがいるなら、つけなきゃならない場合だって、ある。需要がある以上、誰かが供給せにゃならん。もちろん添削は、添削を受ける人と添削する人の合意の上でなされるべきだ。頼まれもしないのに添削をするのは、いうなればレイプみたいなものであり、好ましいとは思われない。原口くんが言うように、なるほどグロテスクですらある。というわけで、私は原口くんに、いちおう賛同している。
かつて私は、ギルド
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