「おはよう」で「おやすみ」/海月
午前三時を時計の針は少し過ぎる
雨の音が雨戸を叩き
一人身の僕を起こす
「遅刻しないように」と余計なお世話してくれます
目覚めは少し不快だけど心地良さも在る
六時に遅刻寸前で起きるのとは何処か違う
新聞屋さんもまだ配ってなくて
太陽もまだ起きていない時間に
僕の世界は目を醒ましていた
世界の周期と少しズレて
世間では時差ぼけのワールドカップ
散った夢の欠片にエールでも送ればイイのに
批判や批評の責にする狭き心
誰もこの時間は起きていない
哀しく綴りあげた嘆きの詩
誰かに届くと良いのだけれど・・・
路地裏でひっそり暮らす野良猫
縄張り争いで負けた犬
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