ぽえむ君−道標−/ぽえむ君
ぼくは詩人
過去とは自分の人生の道しるべ
同時にまた未来への方向を示す
今日もまた
夜の散歩をしていると
橋に出会いました
橋の向こうは
また道が続く
舗装された道を進めば
土と石だけの道が始まる
やがて行き止まり
多くのものは引き返す
道標が立つも
それはあまりにも小さく
気づかずに入り込む
今は行き止まりなのであろうが
未来はわからない
道標は取り除かれ
新たな道標へと変えられるのだろう
橋の向こうの
未来はわからない
橋の街灯が時おり瞬きをする
気持ちに言葉はいらない
明日もまた
言葉のない詩を作りたい
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