詩を料理と例える詩人と絵とする詩人の対談/海月
 
そうだ。食べて終わりでしかない。
 ただ、気に入った料理は人間は何度も食べたくなるものである。
 そうすることは、もう一度読むことに繋がる。
 その点、絵はどうだ?」

画家詩人は、大きなキャンバスを持ってきた。

「絵は一度見れば、心や頭や目に焼き付く
 どこでも思い出し描ける。
 忘れたのであれば、また、その絵を見れば良いだけの事。
 料理に比べれば効率が良いだろう」

少しの口論が続きます。
(中間省略)

二人の詩人はこんな案を出してみた。
二人の立場を逆にして、どちらが悪いかを批判する。
そうすれば、どちらが良いか気づくためである。

数日後のこのテーマで話をしたら、言っていることが相手と同じになった。

結論、最終的に二人は「詩」を書いているので、その心構えは何でも良かったみたいです。
未来が同じならその道はどれを選んでも同じである。
そんな感じがしました。


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