詩を料理と例える詩人と絵とする詩人の対談/海月
詩を何かに例える人がいます。
それは、人によって異なります。
当たり前ですが、何も例えない人もいます。
そんな中のある二人の対談です。
詩を料理とするの人の心構えはこうです。
「単語は料理の材料で、詩とは料理である」
と、心と顔に出している。
詩を絵とする人の心構えはこうです。
「白紙の紙に写す単語は下書きや構成であり、詩とは完成した絵である」
と、手と目で訴え語る。
二人の詩人は、それぞれ違う心構えをしているが、最終的な結果は同じ物を書いている。
が、二人は、そのことに気づいていないようだった。だけど、二人はいつも互いを語っていた。
しかし、そんなある日に本音
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