ユーモレスク/霜天
君の声を聞きながら
僕は背中で昨日の夕陽を夢見ている
後ろ向きに眠りたい夜もある
紙飛行機だけが日付を越えていく
いつも聞こえるユーモレスク
君はどこまでも繰り返しで
世界はいつでも思い通りになる
紙飛行機を折りながら、乗せているものは何だろう
少しずつ、大事なものから紐を解いていく
あれから、傘の中で濡れることもなくなった
今日が今日になる前に、書き写しておきたいこと
そっと、引き出しに忘れていた種をまこう
いつか聞こえるユーモレスク
きっと、明日よりも明るくなれる
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