世界でいちばん長い夜/美夜奈
どこまでも どこまでも
どこまでも 続く闇の道
音さえも聞こえない
自分の居場所さえ分からない
ただ 抱き合った相手のぬくもりを感じて
ただ やすらぎだけを求めて
大きくなってゆく 夢
こぼれてく 悲しみ
私ごと抱きしめて 離さないで
数時間後にはなくなる夢
でも確かに 今 ここにある夢
身体中で感じて 私たちの夢を
今この瞬間の幸せを
あふれ出す感情
ぬぐわずに あなたの胸に押し付ける
そっと 深く 熱く・・・・・
ほとばしる想い その身に残して
世界中で いちばん長かった夜が
静かに 永久に明けてゆく−
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