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潤しい木の葉の如き日々が震えたら
木陰に佇む幼い蛇達は永遠を描けない
目を綴じて涙の残熱を必死で拭って
コップ一杯の水を飲み込めば
それはふわりと幼日のビニールプールを思い出させた
曇った窓硝子の朝露にそっと指を置き
本心をつづる
それは下へ下へ垂れてゆくのに
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