あわわ、目覚まし時計が鳴ってらっせるわ/
 
、本質的に痛みを分かち合って欲しかったり、もっとためになる意見を求めてやってくる身勝手な存在と言えるのです。なので全く価値観の違う返答をすれば相談者側からすればとんでもなく不愉快なことである。
 でも、ぼくの時間を奪った彼はぼくの意見を受け入れる必要はある。もし望まれない見解が返答者から吐き出されたとしても、それは望む、望まない以前の問題だ。しかし、もし自分が、なぁ、俺はげてきちゃったよ。と言う真に深刻な悩みを知人にしたとして、馬鹿者、在る物はいずれなくなるのが宇宙万物根源の定めだ諦めろ。なんて言われても困るわけです。世の中には確実に不条理と言うものが蔓延している。
 こんなことを考えていたら本日ぼくん家にはみしらぬトカゲが侵入してきた。飼い犬に食われたけど。ひとつの命が潰えた刹那、目覚まし時計が鳴り響いて。
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