アドリブ集/藤原 実
 


「あらあらそれはナンカイね」

ああムズカシイことはわからないけれど直感でゆるしてほしい
そもそもなんで詩で詩についてしゃべるのかといえば
そもそも詩とはなにかについて誰も明確な答えをもたないのでいつも考えながら
それは不安であるが詩を書きながらこれは詩だろうか詩ではないだろうか
と意識が流れ出すのでついつい自問自答してしまうのだ

「どうしましょう」

そもそもそういうことにしてもうこれくらいにするのだ いつもおれは
あなたは
これを詩として認めますか?と挑発したりして……失敗するので
そろそろおれも良い人間関係について学ばなければ そしたらこの詩を捧げたい

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