Someday, we meet again.../Lily of the valley
 
小雪舞い散る一月の寒い朝
肩震わせながら佇む校庭の片隅に
あなたの名前を書いてみたなら
きっとあなたに会える日が来る

白い吐息を吐きかけながら歩く
あなたと通った一本の通学路で
あなたの名前を呼んでみたなら
きっとあなたに会える日が来る

交わした言葉は定義ではなくて
定理のようでもなくて
それでもいつも美しい
それはまるで空に咲いた大きな太陽のように


桜舞い踊る春の木漏れ日の中
膝抱えながら座り込んだ河原の端っこで
あなたの名前を口ずさんでみたなら
きっとあなたに会える日が来る

出会った奇跡は偶然ではなくて
必然のように微笑んで
それが当然の
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